要素開発課
Seiji Uotani

3年のアメリカ赴任で学んだ「コミュニケーションの大切さ」と

片山だからできる「世界で通用する物づくり」

Q、仕事内容についてと現在のミッション(課題や挑戦)について教えてください。

A、現在のミッションは新商品開発に関わる研究と実験です。
入社してから2021年7月までは電気課で電気関係の仕事をしていました。今までの仕事内容とは違いま
すが、溶接工程など一部電気課でしていた経験も活かせています。
今の部署に配属されてからは理論的に考えることが多くなりました。
今はいろいろな部署から集まっている8名がそれぞれのプロジェクトを動かしているので新鮮な意見交
換ができます。品質保証・生産技術・開発のプロフェッショナルが集まり、技術の共有を週1回のミー
ティングで行っています。
今の部署での課題や挑戦は実験から得られるエビデンスを蓄積し、技術確立を目指すことです。

Q、これまでのキャリア(職務経験)の中で一番の「壁」を教えてください。

A、約15年前、29歳のときに約3年と少しアメリカに赴任しました。赴任前から海外のいろいろな場所
への出張は多いほうだったので、1年のうち半年間は海外にいる状況でした。
アメリカへは新規の立ち上げをメインに、現地の仕入れの仕事をしていました。
赴任の際には不安なこともありましたが、現地のスタッフがとてもよくサポートをしてくれました。
コミュニケーションは通訳を通じて行っていましたが、自分の言葉で英語を話せるようにならないと信
頼関係が生まれないと感じ、現地ではかなり勉強をして意思を伝えられるようになりました。
現地の人はウエルカムなイメージで、仕事以外のコミュニケーションをとる機会もたくさんありました。
会社の人はもちろん、近所に住んでいる人とも良く話す機会がありました。

Q、片山工業で働いてよかったところ

A、海外での経験ができたところです。
会社が海外にいる社員を気遣ってくれるので、安心して海外に赴任できました。
アメリカ赴任の際は、1月3日から仕事だったのでそれに合わせて年末に渡米しましたが、会社が借りて
くれた現地のアパートの冷蔵庫に餅が入っていたんです。
アメリカに着いたばかりでしたが、会社がしてくれた心遣いのおかげでお餅を食べてお正月を迎えられました。
会社から荷物を送る際には家族の分も一緒に送ってくれますし、今でもこの時期はお正月気分を味わっ
てもらうためにお餅や海苔などを送っているそうです。

私が海外赴任していた当時は2年に1回会社が旅費などを負担して両親を赴任先に呼べる制度がありました。
今は一時帰国の制度になっているみたいですし、家族ごとの赴任も多いようですね。
私は会社の通訳の方と一緒にアメリカで免許もとりました。

Q、仕事での経験を通じて、どのようなやりがいを味わいましたか

A、今の部署が発足して6カ月と少ない期間にもかかわらず、新たな技術を発見することができたときに
やりがいを感じています。理論的に考えて仕事をする機会が増えたので今までとは違う考え方ができる
ようになりました。
プログラミングをしていた頃は、自分の思うように機械が動いたときに達成感を感じることができました。

Q、今後どのような挑戦をしていきたいですか?

A、研究開発によって、新商品を生んでいきたいです。
自分の意見が通って実験を進めていければ達成感が得られると思っています。

Q、どのような魅力と可能性を感じて片山を選んだのか

A、求人の資料を見ているときに海外に展開をしている自動車関係の企業が少なく、片山工業はとても
魅力的でした。いつかは海外に行けるかなという想いもありました。もともと広島県が地元なので近隣
で探していました。

Q、実際に働いてみて片山の印象は

A、福利厚生が周りの企業と比べてもよいと感じます。
土日は基本お休みで連休もあります。休みも周りに比べると多いほうだと思います。月に1回は

有給休暇とるように上司が配慮してくれていますし、フレックスタイム制度も導入されています。

おもいやり保育園もあり、子どもがいる人にとっても魅力的だと思います。


製造の方のサポートもどんどん改善されています。
製造環境を整えるために天井に熱を下げるための塗装を施したりエアコンを設置したりしています。
夏は熱中症防止のため部署によっては空調服も導入しています。

職場環境も入社時からどんどん進化していると思います。
 

Q、3つの理念の「チームワーク」について具体的なエピソード

A、西日本豪雨の水害で工場が一部膝上までつかり、電気設備がほとんどダメになってしまいました。
生産品の納品期日があるので短期間で復旧しないといけない状態の中、電気関係者以外の人も来てくれ
て泥まみれになりながら全員が協力して水洗いをして短期間で生産ラインを復旧させることができました。

当時はとにかく設備を動かさないといけないという気持ちでいっぱいでした。
みんなに協力してもらったおかげでお客様に迷惑をかけることもなくむしろ感謝された時に会社のチー
ムワークを感じました。

Q、これまでの経験を通じて、どのようなやりがいを味わいましたか

A、車メーカーから新しい車種が立ち上がる際、日本で熟成させた設備を現地へ移管するプロジェクト
を行っていました。現地の方と協力し合ってプロジェクトを達成できたときにやりがいを感じました。
現地応援の時には教育などもしていました。


Q、これから入社してくる人へのメッセージ

A、入社時に希望を出しやすい会社なので、私は海外に行けることが魅力だと思います。仕事だけでは
なく年に1回荷物を送ってくれたり冷蔵庫にお餅を入れてくれたりする会社からのサポートもあるので
安心して海外で働けます。